ロードバイクで暗い道を走るならヘッドライトは2つ【安全性向上の話】

エピソード
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ロードバイクで暗い道を走るならヘッドライトは2つ【安全性向上の話】

僕は過去にロードバイク通勤をしていたことがあり、暗い夜道で何度かヒヤッとした経験があります。

夜道を走行する場合、ライト(前照灯)は1灯よりも2灯の方が断然安全安心です。

今回は夜間でも安全にロードバイクで走り続けるためにヘッドライトについての僕の経験と思いを記してみました。

 

明るいライトをつけていても車は進入してくる

自転車通勤をしていた頃は、仕事帰りに真っ暗な道をロードバイクで走ることも多かったです。

夜でも時速30kmを超えるスピードで走っていたので、路面の状態がある程度遠くまで見える明るいライトを探し、当時人気のあったキャットアイのHL-EL510というライトを購入しました。

CAT EYE公式HPより引用

 

単三電池4本使いで約800カンデラの明るさをうたっているライトで、当時はその明るさに感動したものです。

これならとても明るいし車からでもよく見えるから安全・安心だ。

しばらくの間ヘッドライトはこのライト一つのみで走行していました。

 

しかし、実際にこのライトをつけて夜の暗い道を走っていてもちょっと気になることがありました。

それはこんな明るいライトをつけていても、車が脇道から進入してきたり対向車が無理やり右折してくることでした。

 

きちんと見えてるはずなのにどうして飛び出してくるんだ!このやろう!!とイラッとして感情的になることもありました。

特に最初のうちはこのライトを絶対的に信頼し、車にはしっかり見えているわけだし安全だ!と思い込んでいました。

今思えばこれは大きな間違いでした。

 

ヘッドライトが1つだけだと車の運転手はママチャリだと認識する?

暗い夜道でわき道からの車の進入や対向車の無理な右折があまりにも多かったため当時はいろいろ悩んだものです。

いつか事故を起こしそうで怖くなったりもしました。

相手が車では大怪我するのはこちらですし、事故までいかなくてもぶつかりそうになって車とトラブルになるのも避けたいものです。

 

そんなある日ふとこんな考えが頭をよぎりました。

 

ヘッドライトが一つだけだと車は普通のママチャリだと認識するのではないか?

 

僕も夜間に車を運転することがありますが、ヘッドライトが一つでもオートバイの光は強いのですぐそれと分かりますし、どのくらいのスピードで走ってくるかだいたい予測もつきます。

 

しかし自転車のライトはたとえ光が強くても所詮は自転車だと認識するでしょう。

自転車だと認識した場合、まさか時速30kmを超えるスピードでこちらにやってくるとは予測できないのではないだろうか?

だから車の運転手は速度を見誤って進入してくるのではないか?

車の運転手も予測を超えた速いスピードでやってくる自転車に驚きヒヤッとしているのではないだろうか?

 

車の飛び出しを防ぐための対応とは?

ではいったいどうしたらいいのだろうか?

対策を考えてみました。

 

まず第1に走行速度を落とすこと。

車が視界に入ったら速度を落とし、状況によっては徐行する。

これは即実践しました。

 

第2にヘッドライトの明るさを増すこと。

しかし、当時の大光量のヘッドライトは充電式で持続時間も短く大変高価でした。

しかもとてもでかくて重かった。

毎日使うにしては使い勝手が悪いと感じました。

 

第3としてヘッドライトを2つにしたらどうだろうかと考えました。

ライトを2つにすることで車側も「あれはなんだ?」とこれまで以上に注意を払うようになるのではないか?

 

自転車のヘッドライトを2つにしたら車の飛び出しが激減!

 

 

試しにヘッドライトを二つにしてみることにして、同じキャットアイから出ていたHL-EL520というライトを買い増ししました。

CAT EYE公式HPより引用

 

こちらも同じ単三電池4本使いですが、800カンデラから1,800カンデラへとグンと明るさが増していました。

 

2つのヘッドライトを取り付けて走ってみたところ・・・

 

僕の予想がズバリ当たり、車の飛び出しが激減したのです!

 

違いは顕著に現れました。

以前は前方の交差点や脇道などから車が進入してきそうだなと思うと大体車はその通り飛び出してきました。

しかし、ヘッドライトを2つにしてから、明らかに車がきちんと待ってくれることが多くなったのです。

 

ヘッドライトを2つにしたことで、車の運転手により大きな注意をひきつけることができ、進入を思い留まらせることができたのでしょう。

もしかしたらヘッドライトが2つだとスピードや距離感も掴みやすいのかもしれません。

 

それともう一つ

ライトが1つだけの場合、途中で電池が切れたり不具合が発生して点灯しなくなったら、恐ろしくて夜道は走れませんよね。

ライトを2つにしたことで片方がつかなくなってももう片方があればなんとか走ることができます。

 

またこのライトは乾電池式なので、万一電池が切れてもコンビニなどが近くにあれば簡単に手に入れられるのも心強いです。

この点も夜間走行の安全性を高めることになり、安心感が増しました。

 

 

車の飛び出しが減っても過信は禁物

ライトを2つにしたことで車の飛び出しは減りましたが過信は禁物です。

前方に車が現れたら車の動きには十分注意が必要です。

 

こちらが優先だとしても事故を起こして大怪我するのはこちらです。

くれぐれも安全運転を心がけましょう。

 

現在もこんな感じで2つのライトをつけています。

もう10年以上同じライトを使い続けていますが、十分な明るさを保持し続けています。

さすがCAT EYE、耐久性が素晴らしいです。

 

ライトの向きに気をつけましょう!

ヘッドライトで最後に一つだけ付け加えておきたいことがあります。

それはヘッドライトの向きです。

 

ヘッドライトは上向きで走行すると対向車や歩行者の目を眩ませてしまいます。

実際まだ暗い早朝に荒川の河川敷を走っていると、たまに5~6人の自転車集団とすれ違うのですが、彼らのライトがとても眩しくて、すれ違う瞬間は前が全く見えなくなり危険な状態になります。

ちょうどその瞬間に近くに歩行者がいたら大変危険です。

 

そんな時はすれ違う直前まで周囲に人がいないか、何か障害物がないかしっかり確認するようにしていますが限界はあります。

特に大光量のライトを使われている方には十分注意していただきたいものです。

 

中にはすれ違う直前に光量を弱めてくれた方もいました。

この対応には感動しました。

 

ちなみに僕は大体10m先を照らすようにライトをやや下向きにセットしています。

実際に真っ暗な中、自転車の前に立ってみてこれくらいだったらそれほど眩しくはなく大丈夫そうだなという印象です。

このセッティングにしてからこれまで車からパッシングされたことは一度もありません。

 

 

夜間走行ではテールライトも必須

今回はヘッドライトについて記しましたが、夜間走行する場合はヘッドライトに加えてテールライトも必須です。

後方の安全のために必ずテールライトも装着しましょう。

 

ちなみに僕が使っているものがこれ↓CAT EYE公式HPより引用

 

これも僕のお気に入りでもう10年以上使い続けています。

 

最後に

特に冬場は日が短いため暗い夜道を走る機会が増えるかもしれません。

暗くなりそうな時は必ずライトを持参しましょう。

ライトはできれば2つ。

 

早めのライトオンで安全運転を心がけていきましょう。

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