3千円激安サドル使用レビュー!4か月5,000km走った感想です。
今回は前回の続きの記事になります。
股間問題が気になり、とりあえずお試しで3,000円ほどの激安穴あきサドルを購入しました。
結論から言いますと、このサドル買って大正解でした。
実際に使って4ヶ月、5,000km走った感想を記してみました。
前回までの振り返り
前回、知人に言われた「自転車に乗ってると前立腺癌になりやすいらしいよ。」という一言からロードバイクと前立腺癌との因果関係を調べてみたところ、大変ショッキングな内容の記事を発見し、ますます股間問題を気にするようになりました。
股間が圧迫されている今のサドルはきっと良くないと思い、穴あきサドルに交換することにしたものの、なかなか決められない。
そんな中、めちゃくちゃ評価の高い激安穴あきサドルを発見し、購入するまでの話を記しました。
今回はこの話の続きです。
激安穴あきサドルの取り付け
↓これが今回購入したサドルです。
笑っちゃうくらい安いですが、評価が異常なほど高い商品なんです。
届いたサドルがこちらです。
謎の小袋がついていたので開けてみると
会社名等は一切記載されておらず、謎のメアドが記されていました。
調べてみたところ中国の会社のようです。
サイズ比較
これまでのサドルとのサイズ比較です。
重量は、セライタリアSLRが155g、穴あきサドルが260g。
上記は全て実測値です。
SLRが長くてスラッとした印象なのに対して、今回のサドルは短かくてぼてっとした印象です。
重量も100gほどの差があります。
早速取り付けてみました。(撮影日2020年5月17日)
見た目は悪くないです。
変更前 | 変更後 |
ちょっとスマートさにかけますかね。
ただ、中央にあいた穴が大きくて良い感じ。
激安穴あきサドルを使ってみた第一印象
早速実際に使ってみました。
おおー、なんか違う!座りやすいぞ!!
これはいい!!!
これが正直な感想でした。
思いのほか良い感じでした。
当然ですが、セライタリアSLRとは座り心地が全く異なります。
これまでのサドルに比べて幅が広い分、お尻にあたる部分が広いので座りやすいです。
さらに座面が湾曲しているので、お尻にぴったりフィットするような感じで安定感抜群です。
ただし、ロードバイクではこれが良いのかどうか実際に走ってみないとわかりません。
サドル調整
サドルは一発でポジションが決まるなんてほぼ有り得ません。
何度か調整を繰り返し、最高のポジションを見つけ出すことが重要です。
面倒ではありますが、ここは時間をかけてじっくり行ないましょう。
座面が湾曲しているだけに細かな調整が必要そうだなという印象です。
望むところだ!
ガンガン調整して安物サドルを最高の逸品に変えてやるぜ!!
急にどうした???と思われるかもしれませんが、直感的にこれはいい!と感じての正直な気持ちです。
実際に走ってみるといろいろ気になる点が出てきます。
走行時の姿勢がやや後傾気味だったので角度を変えて前傾にしてみたら、今度は逆にちょっと前傾がキツくなってしまいまた少し戻したり。
サドル位置を前後に動かしてみたり。
いろいろ調整するたびに新しい発見があります。
めんどくさがらず楽しみながらやるのがポイントでしょう。
時間をかけた分、最後には最高のポジションが手に入りますから。
ポジションが決まると、股間の圧迫感から来る不快な痛みは完全に消えました!
これが最大の目的だったのでクリアできてほっとひと安心です。
ただし、長距離を走った時などに生じる座骨の痛みは避けられません。
これはどんなサドルを使っても同じではないでしょうか。
ポジションが完全に決まったと思っていたのに・・・
ポジションが決まってしばらくこの状態で走り続けたのですが、1ヶ月ほど経った時に突然内股が擦れて痛くなりました。
あれだけ調整したのにどうやらまだ微妙にセッティングが合っていなかったようです。
レーパンの内股の痛い部分を見てみたところ・・・
擦れて生地が毛羽立ち、さらに・・・
小さな穴があいていました。
うーん、こんなになるまで全く気づかなかったなんて情けない。
内股の部分がサドルのサイドに当たっていたのですが、原因はサドルが少し高すぎたようです。
確かに以前使っていたサドルと比べると、サドル自体に厚みがあることが分かりました。
これは盲点でした。
そこでサドルを6mm下げてみたところ、内股が当たって生じる痛みが完全に消えました。
最終的にこれまでよりサドルをやや前に出し、高さを6mm下げてしっくりくるポジションになりました。
角度も何度か調整しましたが、形状が違いすぎるので、これまでとの比較はちょっと難しいです。
5,000km走ってみた感想
このサドルにかえてから4ヶ月で約5,000km走行しました。
現時点では全く不具合は出ていません。
現時点での良い点と気になる点を記します。
良い点
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1.股間の圧迫から解放された。
この点については歴然とした差がでました。
サドル中央にあいた穴の効果はてき面です。
股間の圧迫感が全くなくなりました。
長距離走っても気になりません。
2.サドルの硬さは硬すぎず柔らかすぎずちょうどいい感じ。
ロードバイクの硬めのサドルに慣れていない方であればちょっと硬いなと感じるかもしれません。
ロードバイク用のサドルに座っていた経験があれば硬さは気にならないと思います。
個人的にはちょうどいい硬さだと思います。
3.ショートノーズなのでレーパンがサドル先端に引っかかりにくく、乗降車しやすい。
これは全く予期していなかった嬉しいポイントでした。
これまでのサドルはノーズが長かったので、特に疲れている時など乗降車時にレーパンがノーズ部分にひっかかりストレスを感じることがありました。
しかし、こちらのサドルはショートノーズなのでひっかかりにくく、精神衛生上とても良いです。
4.サドルの幅が広く、湾曲しているのでお尻が安定する。
これははじめて座ってみたときからずっと同じ印象です。
毎回一発目にサドルに座ると今でも心地良さを感じます。
気になる点
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1.高ケイデンスで走行するとサドルのサイドに内股が擦れることがある。
高ケイデンス走行では、サドルのサイドに内股が当たりちょっと気になりました。
しかし座る位置を少しだけ前の方にずらすことで解消されました。
サドル前方まで大きくあいた穴がこんな時にありがたいです。
2.耐久性に不安がある。
言い方悪いですが安物サドルなので、耐久性は最初からあまり期待していません。
とりあえず4ヶ月、5,000km走行した現時点では不具合は出ていませんし、まだまだ使えそうです。
もしこのサドルがボロボロになったら、長く使える良いものに買い換えようと思います。
授業料としての元は十分取れているでしょう。
最後に
今のところこのサドルはとても安物だとは思えないほどの高いパフォーマンスを発揮してくれています。
評価が高いのもうなずけます。
見た目も全然悪くないですよね。
なかなかサマになっていると思いませんか?
このサドルが気になる方はぜひチェックしてみてください。
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