今シーズンも白鳥飛来!鴻巣の冬水たんぼにハクチョウがやってきた!!
今年(2021年)も鴻巣のオオハクチョウ飛来地にハクチョウがやってきました。
例年ならとっくに来ている時期ですがいつまで経っても姿を見ることができず、今シーズンはもう来ないのかなと半ば諦めていました。
そんな中、本日(2021年1月30日)のロードバイクでのライド中にようやく白鳥の姿を確認することができました。
調べてみると4〜5日前にやってきたようです。
この土手の上は道幅が広くて路面の状態も良く、見晴らしも良くて遠くの山々を眺めながら走行できる最高の道です。
そんな道でさらにハクチョウまで見られるなんて最高の贅沢ですね。
ロードバイク乗りもとても多いです。
ハクチョウが見られる時期には道端に自転車をとめてハクチョウを眺めたり写真を撮っている人をよく見かけます。
11羽のハクチョウがやってきた
荒川左岸の土手の上を走行中の景色です。
冬水田んぼに白い物体が見えます。
おっ、あれはもしかして!
ハクチョウです!
今年もようやくやってきてくれました。
これまで僕が見てきた中で最も多い11羽のハクチョウがいました。
よかった。
昨シーズンは12月下旬に飛来していましたが今シーズンは1月下旬。
今シーズンはもう来ないのかなと思っていただけにひと安心といった感じです。
以下の写真は別の日のものです。
この日は5羽のハクチョウがいました。
強風が吹き荒れていたので水面が激しく波立ってます。
刺激しないように土手の上から望遠レンズを使って撮影したのですが、しっかり警戒されてました。
サクッと写真を撮ってすぐに立ち去ります。
こちらはさらに後の2月上旬の写真です。
ななななんとハクチョウが14羽に増えています。
僕が今まで見てきた中で最多です。
とても賑やかなたんぼになりました。
今回も警戒されないように土手の上からの望遠撮影です。
色がグレーっぽいのは若鳥でしょうか?
真っ白で本当に美しい姿です。
ハクチョウの訪れる冬水田んぼはどこにあるのか?
ハクチョウを見られる場所は鴻巣市を流れる荒川の土手の真横。
Googleマップにはオオハクチョウ飛来地と記されています。
このすぐ近くにはイタリアンレストラン「アドマーニ」もあるので、遠くから来るのであればハクチョウを見に行きがてらアドマーニで食事なんていうのも良いと思います。
アドマーニにはサイクルスタンドやロードバイク乗り用の専用スリッパまで用意されています。
ちなみにアドマーニは北本市にも店舗があります。
こちらも荒川のすぐ近くのへんなところにお店があるんです。
荒川の河川敷に続く道は車も少なく自転車で走るには最高のコースです。
ロードバイクで立ち寄るにはほど良い場所にお店があります。
話が脱線しました。
そもそも冬水田んぼとはどんなものなのか?
通常のたんぼは稲刈りが終わったあとの冬のたんぼに水を張ることはありません。
この時期に水を張ることで、菌類や水中生物、土壌生物などの自然の力で健康な土壌をつくることができます。
自然の力で育まれた土壌にはさまざまな生命が溢れています。
それらを狙って動物や鳥などがやってくるわけですね。
なぜこの地に冬水田んぼがあるのか?
この冬水たんぼは鴻巣市の名前の由来ともなっているコウノトリを呼び戻そう!という取組の一環としてつくられたものです。
2013年に「コウノトリを育むモデル水田つくりプロジェクト」を立ち上げ、それから3年後の2016年にはじめてオオハクチョウが飛来しました。
この時は新聞にも載りました。
実は当時の僕もこの辺りをロードバイクでよく走っていて、新聞に載るよりも先にハクチョウの存在に気付いていました。
鴻巣のたんぼにハクチョウがいるんだ!と興奮気味に周囲の人に話しても誰も信じてくれませんでした。
その後新聞に載ったことで僕がオオカミ少年ではなかったことが証明されました。
僕が普段走っている道からハクチョウが見られる日がくるなんてまるで夢のようでした。
こんな素晴らしい結果をもたらしてくれたプロジェクトを推進してきた人たちの苦労は相当なものだったのでしょう。
新聞に掲載された関係者の喜びの声に感動したものです。
コウノトリは飛来しているのか?
「コウノトリを育むモデル水田つくりプロジェクト」と銘打った取り組みでハクチョウを呼び寄せることはできたものの、肝心のコウノトリはどうなったのでしょうか?
気になったので調べてみたところ、なんと過去に鴻巣市にコウノトリが飛来していたことが分かりました。
しかも2018年とまだわりと最近の話です。
これには驚きました。
鴻巣にコウノトリが飛来していたなんて全く知りませんでした。
ということは、いつの日かこの場所にもコウノトリが飛来する日がくるかもしれないということですね。
毎年ハクチョウが来てくれる田んぼです。
きっとコウノトリも気に入ってくれることでしょう。
コウノトリが見られる日を楽しみに、今後も引き続き注意深く観察していこうと思います。
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