過去に膝を痛めて挫折した高ケイデンスを試してみたら驚きの結果だった話
昨夜突然YoutubeのおすすめにCycle Sportsの「ロードバイクで平地を楽に速く長時間巡航する方法」という15分弱の動画が出てきました。
せっかくなので視聴してみました。
動画内では平地を楽に速く巡航するための4つのポイントが挙げられていました。
4つのうち3つは既に実践済みの内容でしたが、残り1つは普段全く意識していない内容でした。
ケイデンスを意識して走りましょうとは良く聞く話ですが…
僕が全く意識していない内容とはズバリ「ケイデンス」です。
ロードバイク乗りであればケイデンスを意識して走りましょうという言葉はもう耳にタコができるほど何度も聞いたことのあるフレーズだと思います。
この動画の中でもケイデンスについて触れられていました。
選手やレーサーは90回転以上
一般のサイクリスト、サイクリングを中心にしている人は80回転台
ちょっと意外だったのが、60〜70回転のように回転数が低過ぎると少し足の筋力への負担が大きくなることがあるとのこと。
むむむ・・・
ちなみに僕の平均ケイデンスは65前後です。
普段全くケイデンスを意識していない結果がこれです。
これには理由があるのです。
ケイデンスを意識していなかったわけ
ロードバイクデビューしたばかりの頃は速く走れるようになりたい!という思いから、自転車雑誌を開いては、そこに書かれていた内容を実際に試してみた方も多いのではないでしょうか?
今ならYouTubeですかね。
もちろん僕にだってケイデンスを意識した時期があり、サイクルコンピュータをケイデンスが測定できるモデルに買い換えたりもしました。
そして実際に高ケイデンスを意識して走ってみたこともあります。
ところが・・・
膝を痛めてペダルをこげなくなりました。
高ケイデンスは膝を痛めることがあるんです。
しばらくして膝の痛みはなくなりました。
ところが何を血迷ったか痛みがなくなったことで高ケイデンスで走れる膝に進化したかも!
などと考えて再び高ケイデンスで走行した結果、またも膝を痛めてしまうというアホっぷり。
僕の膝では高ケイデンスは無理なんだと納得し、以後ケイデンスは全く意識しないようにしてきました。
あれから10余年、今なら高ケイデンスでもいけるのではないか?
僕の中では決して触れてはいけないケイデンスですが、昨日の動画を見てもしかしたら今なら大丈夫かもしれない!という思いが湧き上がってきました。
だって当時の僕はまだまだひよっこ。
体力だって筋力だって当時より今の方が確実に上だ!
いや、多分上だと思う・・・
きっと上だと信じたい・・・
というわけで本日のサイクリングでは10数年ぶりに禁断の高ケイデンスに挑戦してみることにしました。
高ケイデンス重視で走行してみたら驚きの結果だった話
高ケイデンスで走ると体力の消耗がいつもより激しくなるので、今日は短い28kmコースで様子を見ることにしました。
まずは80回転台を意識して走行します。
うん、このくらいならわりと楽。
でも絶対に無理は禁物。
また膝を痛めてしまっては大変です。
当時よりおっさんなので治りも遅いし。
しばらく80台のケイデンスを維持して走行してみた結果、左膝にちょっとした違和感が発生しました。
でも今の僕は当時とはちょっと違います。
走りながらクリートの角度をちょっと変えてみました。
シマノ(SHIMANO) クリートセット SPD-SL SM-SH11 セルフアライニングモード イエロー M5×8mm Y42U98010
僕が使っているシマノの黄色クリートは可動域6°と可動範囲が広く、こういう時に便利です。
角度を変えてみた結果、違和感が軽減されていつの間にか忘れていました。
ケイデンス80台を意識してペダルを回し続けるとだんだんとリズムが出来上がってきます。
リズムを感じて何かをするということって精神衛生上とても良いですよね。
なんか心地良くて楽しい気持ちになってきます。
無理しないように最初は軽いギアで足を回すように心がけ、ケイデンス80台でもスピードは30km/h以下で走行していました。
ところが次第に調子が上がってきて、ケイデンスもどんどん上がっていきます。
なんと後半はずっと90オーバーで走れていました。
本日のリザルト
注目の結果発表!
平均ケイデンス85!
前半抑えていたにもかかわらずこの数字です。
しかも平均時速も27.6kmに上がっています。
この結果には自分でもぶったまげました。
なぜってこれまで意識してなかったとはいえ平均ケイデンス65くらいでしたし、平均時速なんか20km台前半でしたからね。
ロードバイク歴14年目にして未知の領域を知ることができました。
しかも今のところ膝の痛みは全くなし。
まさにいいことづくめです。
高ケイデンスで走行してみた感想
高ケイデンスを意識して走ってみた結果、2つの気になることがありました。
- 疲労が激しい。
- 空腹感が半端ない。
高ケイデンスにすると疲労度が増すだろうことは想定の範囲内でしたが、まさかここまでお腹が空くとは想定外でした。
後半はまさに空腹との戦いでした。
最近は朝食抜きで40kmほど走ってもほとんど空腹感を感じませんが、高ケイデンスではたったの28kmでここまでお腹が空くとは驚きです。
ただ、これもきっと慣れの問題だと思います。
毎日続けていれば体も慣れて疲労も空腹感もだんだんやわらいでいくでしょう。
いや、きっとそうなると信じたい。
膝を痛めないのであれば今後も高ケイデンスで走り続けたいと思っています。
高ケイデンスにすることで心拍もこれまで以上に鍛えられそうですしね。
ただし無理は禁物。
自分の体の様子をしっかりモニタリングしながら、無理のないように続けていきたいと思います。
今から次回の走行が楽しみで仕方ありません。
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