【早朝ライド】真っ暗な道で最も緊張する瞬間と対処法

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【早朝ライド】真っ暗な道で最も緊張する瞬間と対処法

月間1,000kmを目標として毎朝ロードバイクで走っている。

いや、目標というよりもはやノルマだな。

 

毎朝5時に起床してウェアーに着替えてロードバイクで走り始める。

この時期はまだ日の出前なので辺りは真っ暗だ。

そんな中を前照灯2灯で走行している。

 

そんな朝早くにどこを走っているんだ?と気になる方もいるかもしれない。(いないか)

だいたい荒川サイクリングロードやその周辺の土手の上や河川敷を走っている。

元々ほとんど車の通らない道であるが、早朝はさらに少ない。

 

「へえ〜、朝から気楽に走れていいなあ」と感じる人もいると思う。

ところが実際はそうでもない。

 

早朝サイクリングに潜んでいる危険

確かに車は少ないのだがこの時期恐ろしいのは車ではなく歩行者だ。

最初に言っておくが歩行者を非難するわけではない。

 

年間通してこの時間にウォーキングや犬の散歩をしている人は多い。

そのほとんどが健康意識の高い高齢者だ。

 

真っ暗な中を歩いている人の多くは光るものを身につけている。

  • 懐中電灯を手に持って歩いている人
  • 光るバンドを腕に巻いている人
  • ヘッドライトをつけて歩いている人

 

また、無灯火ではあるけども反射素材を身につけて歩いている人も多い。

できれば光をまとって欲しいがロードバイクのライトが反射してキラキラ輝くのでこれでも危険は回避できる。

 

こういった方々ばかりであれば危険も少なくてお互いに快適な朝の時間を過ごすことができる。

 

ところが中には無灯火、反射素材なし、黒っぽい服装で歩いている人もいる。

こうなると全く見えない。

明るいライトで走っていても発見が遅れてヒヤッとすることがある。

 

最初の頃はこれが大きなストレスになっていた。

真っ暗な中、明かりもつけずに黒っぽい服装で歩いているなんて一体何を考えてるんだ!

などとイラッとすることも多かった。

 

また心の片隅にいつか事故を起こすかもしれないという思いが絶えず付きまとってもいた。

 

真っ暗な中での走行の変化

自分の走行スタイルにも大きな問題があった。

 

最初の頃はこんな真っ暗闇であるにもかかわらずそこそこのスピードを出して走っていた。

スピードを出さなきゃトレーニングにならないだろ!なんて考えていたから。

 

しかし今は考え方が変わってきた。

早朝サイクリングからトレーニングという概念を捨て、純粋に楽しむという考え方にシフト。

 

視界の悪い中で安全に楽しむためにはスピードは控えなければならない。

今ではスピードに対する執着は完全に消えた。

参考までに言っておくと、巡航速度は時速20キロ台前半だ。

これくらいのスピードなら、仮に無灯火真っ黒スタイルの歩行者で少々発見が遅れてもなんとか安全にやり過ごすことができる。

 

同じコースを走り続けている慣れも大きい

真っ暗闇の中を走行する上での安全対策では慣れによる部分も大きい。

 

たとえ無灯火真っ黒スタイルの歩行者でも視界の中でなんとなく動きを捉えることができるようになる。

視界の外れで何かが動いているという感覚をつかめるようになる。

音にも敏感になるのでちょっとした音の変化で人の存在に気付くこともできるようになる。

ここで注意しなければならないのはくれぐれもスピードを出さないことだ。

 

また、本当に全身真っ黒なカッコで歩いている人は実はあまり多くない。

少しでも白っぽい部分があるだけで視認性はグッと高まる。

最近ではマスクをして歩いている人が多いが、白いマスクだけでも視認性は大いに高まる。

 

もう一つ慣れに関して言いたいことがある。

早朝まだ暗いうちに歩いている健康意識の高い人は、行動がルーチン化され毎日同じ時間に同じコースを歩いている人が多い。

なのでこちらとしても予測しやすい。

“ この先にはあの人が歩いているはずだ ”と前もってある程度の危険予知ができる。

 

“ あの人 ”と言ったのにはわけがある。

1年以上同じコースを走っているので顔や背格好もだいたい記憶している。

春から夏の間の早朝5時は既に明るい。

毎日ほぼ同じ顔ぶれなので嫌でも覚えてしまう。

 

冬の寒い朝でも毎日かかさず歩いている高齢者の方々には本当に頭の下がる思いだ。

そんなみなさんの姿から僕はパワーをいただいている。

冬場寒くても早朝サイクリングを続けている理由の一つがここにある。

 

最も緊張する瞬間とは?

ここまでいろいろ記してきたが、ではいったい真っ暗な中での走行で最も緊張する瞬間ってどんな時なのか?

 

真っ暗な中を走行中に最も緊張する瞬間、それは対向車とすれ違う瞬間。

 

対向車は車だけに限らない。

実は最も恐ろしく感じているのがロードバイクとすれ違う瞬間なのである。

 

ロードバイクの光はとにかく眩しい!

冗談抜きで自動車のハイビーム並みだ。

 

眩しすぎてすれ違う瞬間は周りが全く見えなくなる。

この瞬間に前方に歩行者がいたらまず避けるのは不可能だ。

 

「おいおいそもそもそんな朝早くに走っているロードバイクなんていないだろ!」

なんて思われる人もいると思う。

確かに台数は少ない。

がそこはさすが荒川サイクリングロード。

こんな早朝、しかも平日でも走っているロードバイクは存在するのだ。

 

眩しい光とすれ違う時の対処法

僕が眩しい光が前方に見えた時に絶対に行うこと、それは前方に人がいないかすぐに確認することだ。

光が近づくと目がくらんでしまい完全に前が見えなくなる。

そうなる前に前方を確認しなければならない。

 

車の場合は大体ハイビームで走行している。

そんな車が近づいてきた時はわざと中央寄りを走行して存在をアピールする。

もちろんまだ相当距離のある段階でこの動作に入る。

すると車はライトを下向きに変えてくれる。

ライトを下向きにしてくれると眩しさがなくなり、車と自分の間を歩いている歩行者を発見しやすくなる。

 

ところがロードバイクの場合は全く異なる。

車のハイビームの状態のまますれ違うことになる。

 

まだだいぶ遠くを走っている段階でこの先こちら側に歩行者がいないか確認。

光を直視しないように視線をややずらして走行。

すれ違う瞬間はクランクを完全に止めて減速。

 

たまに4〜5台のロードバイクの集団とすれ違うことがある。

こんな時は歩いているのと同じくらいのスピードまで減速することもある。

 

僕は10年以上前に購入した単三乾電池4本使いのライトを2つ点灯させて走行している。

車や歩行者の迷惑にならないようにライトの光が10mほど前方の路面を照らすようにセッティングしている。

 

最近のライトは本当に明るい。

実際に使ったことがないので分からないが、仮にライトの向きを下向きにしてもらったところでこの眩しさは解消しないような気がする。

それくらい今のライトは強力だ。

照らされる側としては眩しくてたまらないが、走行する側としては安全性が高まって最高だと思う。

 

 

最後に

今回もまたとりとめもなくグダグダ書いてしまった。

 

いずれにしても言えることは、真っ暗な中で歩行者に突っ込んで怪我をさせてしまったら責任はこちら側にあるということ。

いろいろ不満があったとしてもこのような中を走行する以上謙虚な気持ちで事故を起こさないようにしっかり対策を講じなければならない。

 

これは何も真っ暗な中を走る時だけの話ではない。

ロードバイクに乗る以上常に心がける必要がある。

 

今後も楽しくロードバイクと付き合っていくために、常に謙虚な気持ちを忘れず安全第一で走り続けたいものだ。

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